「脊柱管狭窄症と診断され、歩いているとお尻やふくらはぎがしびれてくる」

「少し座って休むと楽になるけれど、また歩くと症状が出る」
「病院では脊柱管狭窄症と言われたけれど、手術をするほどではないと言われた」
脊柱管狭窄症では、腰だけではなく、胸椎や股関節の可動域、骨盤の位置、歩行動作まで含めて評価することが重要です。
このようなお悩みで、コンディショニングジムアートに来られる方がいらっしゃいます。
今回は実際に当ジムへ来られた、脊柱管狭窄症と診断された60代のお客様の例をご紹介します。
来店当初は約5分、距離にすると100mほど歩くと、お尻・ふくらはぎ・足の指先にしびれが出る状態でした。
それまでさまざまな整体にも通われていましたが、症状が残っている状態でした。
身体を詳しく評価してみると、問題は「腰」だけではありませんでした。
脊柱管狭窄症とは?
脊柱管狭窄症とは、背骨の中にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなり、神経が圧迫されることで、腰やお尻、脚に痛みやしびれなどの症状が現れる疾患です。
特に特徴的な症状のひとつが**「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」**です。
歩いていると、お尻や脚に痛み・しびれが出て歩き続けることが難しくなりますが、座ったり前かがみになったりして少し休むと症状が軽くなり、再び歩けるようになることがあります。
ただし、脊柱管狭窄症と診断された方でも、症状の出方や身体の状態は一人ひとり異なります。
そのため、画像上の「狭窄」だけを見るのではなく、実際の姿勢や骨盤の位置、股関節・胸椎の動き、筋力、そして歩行時に身体をどう使っているのかまで確認することが重要だとコンディショニングジムアートでは考えています。
約100m歩くとしびれが出ていた60代のお客様
今回のお客様は、病院で脊柱管狭窄症と診断されていました。
「手術をするほどではない」と言われ、その後さまざまな整体にも通われていました。
しかし、
- お尻
- ふくらはぎ
- 足の指先
にしびれがあり、約5分・100m程度歩くと症状が出る状態でした。
そこで、腰だけではなく身体全体を評価しました。
腰だけを見ると見逃してしまうことがあります
評価すると、いくつか気になるポイントがありました。
まず、座っている姿勢で骨盤をうまく立てられていないこと。
そして歩行を確認すると、背骨や骨盤の位置、股関節の使い方にも問題がみられました。
骨盤は前傾しているケースもあれば、反対に腰が曲がりすぎているケースもあります。
大切なのは「前傾が悪い」「後傾が悪い」と一括りにすることではありません。
その人にとって背骨・骨盤が適切な位置にあり、必要な動きを出せているかを見ることです。
股関節が使えないと腰が代わりに動く
特に重要だったのが股関節の伸展です。
歩くときには、身体が前へ進むにつれて後ろ側の脚の股関節が伸びる必要があります。
ところが、この股関節伸展の可動域が小さいと、本来股関節で行いたい動きを別の場所で補おうとすることがあります。
そのひとつが腰です。
股関節が十分に使えず、骨盤や背骨の位置も崩れた状態で歩き続ければ、腰部へ負担が集中しやすくなります。
だからこそ、「腰が悪いから腰だけを施術する」のではなく、なぜ歩行中に腰へ負担が集中しているのかを見る必要があります。
胸椎の動きも重要です
もうひとつ重視したのが胸椎の可動性です。
背骨は腰椎だけで動くものではありません。
胸椎の動きが少なくなると、身体を動かしたときに腰椎がその動きを代償しなければならないケースがあります。
そのためコンディショニングジムアートでは、腰だけではなく胸椎の可動域も確認します。
胸椎や股関節など、本来動いてほしい場所の可動性を引き出すことで、腰だけに集中していた動きを身体全体へ分散させることを目指します。
お尻だけではなく内転筋や足趾まで確認
筋力面では、
大臀筋・中臀筋・内転筋
が適切に使えるようにしていきました。
一方で、大腿筋膜張筋(TFL)が過剰に働いている場合には、緊張を緩めてから必要な筋肉を使える状態を作ります。
さらに確認したのが足趾のMP関節です。
MP関節とは、足の指の付け根にある関節です。
歩行では、最後に地面を蹴り出して身体を前へ運ぶために、この部分が重要になります。
足趾をうまく使えないと、歩行全体が崩れ、その影響が股関節・骨盤・体幹へとつながることがあります。
足のしびれがあるからといって、足だけを見るわけでもありません。
足から腰まで、ひとつの動作として歩行を見ることが大切です。
いきなり立ってトレーニングするわけではありません
身体の状態に合わせて、段階的に負荷を上げていきます。
今回も最初から強い筋力トレーニングを行ったわけではありません。
まずはマッサージなどで必要な部分の緊張を調整し、呼吸から始めました。
そこから、
呼吸 → 背骨のエロンゲーション → 胸椎・股関節の可動域改善 → 必要な筋肉の活性化 → 体幹の安定 → 立位でのトレーニング → 歩行
というように、身体の状態を確認しながら段階的に進めていきます。
エロンゲーションとは、簡単にいうと背骨を上下に長く保つような感覚を作ることです。
背骨や骨盤の位置を整えたうえで身体を支えられるようにして、最終的には立った状態や歩行でもその身体の使い方を再現できることを目指します。
週2回・約3ヶ月で歩行時のしびれがなくなりました
このお客様には週2回のペースで通っていただきました。
約3ヶ月後には、来店当初にあった
お尻・ふくらはぎ・足の指先のしびれがなくなり、長時間歩いても症状が出ない状態になりました。
最初は約5分、100m程度の歩行で症状が出ていたことを考えると、大きな変化です。
もちろん、すべての脊柱管狭窄症の方が同じ期間・同じ方法で改善するわけではありません。
身体の状態や狭窄の程度、症状には個人差があります。
だからこそ、最初の評価が重要だと考えています。
脊柱管狭窄症は「腰だけ」を見ない
コンディショニングジムアートが脊柱管狭窄症の方を見る際、特に大切にしているのが、
胸椎と股関節の可動性、そして体幹の安定性です。
さらに骨盤の位置、臀筋や内転筋の働き、足趾、そして実際の歩行まで確認します。
「脊柱管狭窄症だから腰を揉む」
それだけでは、歩いたときに腰へ負担が集中している原因そのものが残ってしまう場合があります。
身体全体を評価して、
動くべきところは動く。
安定させるべきところは安定させる。
その状態を作ったうえで、最終的に「歩く」という動作につなげていくことが重要です。
大阪で脊柱管狭窄症・歩行時のしびれにお悩みの方へ
「歩くと足がしびれる」
「長い距離を歩けなくなった」
「脊柱管狭窄症と診断されたけれど、手術するほどではないと言われた」
「整体へ通っているけれど、なかなか変わらない」
そんな方は、腰だけではなく身体の使い方や歩行そのものに目を向けてみることも大切です。
大阪市西区京町堀のコンディショニングジムアートでは、姿勢・関節可動域・筋出力・歩行などを評価し、一人ひとりの身体に合わせて施術とトレーニングを組み合わせています。
「もう長く歩けない」と諦める前に、一度ご相談ください。
※今回ご紹介した内容は一例であり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。症状が強い場合や、急激な筋力低下、排尿・排便障害などがある場合は、医療機関での診察を優先してください。